2004年11月25日と2005年1月10日の「ハロー!ビタミン」では花粉症に関して書いています。

それから、2005年2月10日と2月25日の「ハロー!ビタミン」では 掌蹠膿疱症に関して書いています。

また、過去には数えきれないくらいに アトピー性皮膚炎や 尋常性乾癬について書いています(長い読者様は以下に書かれている内容はある程度承知されている方が多いかと思います、しかし奈美悦子さんの掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の記者会見などで新しい方が非常に増えていますので重複する内容ですが書かせていただきます、ご容赦ください)

今回はこれらのアレルギー全体に使えるステロイドホルモンを自分で分泌させて炎症を抑える方法について書いていきたいと思います、この方法は ビオチンサプリメントの摂取による炎症体質の改善と対になっている方法ですので、ビオチンを試されている方はその効果を高めるために両方を試してみるということもできると思います。

ビオチンサプリメント

この方法は既に始まってしまっている杉などの花粉症の方には情報がチョット遅いかもしれませんが、この方法は体質の改善が必要ですので即効性がありません、しかしアメリカやヨーロッパでは高い評価を得ている方法ですので来年の花粉症を視野に入れてアレルギー体質改善に励んでください。

アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などのアレルギーは時期というものはあまりありませんので随時、改善していかれるといいと思います。

アレルギーというと 掌蹠膿疱症でも 尋常性乾癬でも アトピー性皮膚炎でも日本のお医者様ではよく副腎皮質ステロイド剤や抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬が処方されますね。

ステロイド剤は確かに炎症を抑制する効果が高いんです。

ステロイドは体内にあるアラキドン酸という脂肪酸が炎症を起こすプロスタグランジンに変換されないように働いているので、炎症が起こりにくい体にしてくれます、つまりステロイドは炎症を抑制する効果は非常に高いわけです。

またサプリメントとして炎症体質を改善するという意味で使われるのが代表的なところでは ビオチンです、ビオチンは食事から摂ったリノール酸という脂肪酸をガンマリノレン酸に変換しています、ガンマリノレン酸は炎症を抑制するプロスタグランジンの材料になるのでビオチンが不足すると炎症を抑制できない体質になってしまいます。

アレルギーの症状を発症させるのは炎症体質ですから体内で起こる炎症をコントロールすることはアレルギーの改善で非常に重要です。

この炎症をコントロールしているのが炎症を起こすプロスタグランジンと炎症を抑制するプロスタグランジンです、体にとっては時には炎症を起こしてウィルスをやっつけたり、時には不必要な炎症を抑制したりと、その時々によって炎症をコントロールする必要があるのです。

しかし アレルギーによる炎症体質の方は炎症のコントロールが難しい状態になっています、その解決策として炎症を起こすプロスタグランジンを少なくして炎症を抑制するプロスタグランジンを増やすという方法が採られるのです。

炎症を抑制するサプリメントは ビオチンや ガンマリノレン酸や EPAなどですので、このあたりのサプリメントと、炎症を起こすプロスタグランジンが作られないようにするホワイトウィロー(西洋シロヤナギ)とステロイドホルモンの分泌を促すパントテン酸とレイシやマイタケなどのキノコ類が良いと思います。

ガンマリノレン酸(γリノレン酸)EPA

ホワイトウィロー(西洋シロヤナギ)はアメリカンビタミンショップでは地味な存在ですが(店長の力が足りないのでしょう・・・・)アメリカではアレルギー関係では高い評価を受けており、ドイツで行ったハーブの研究(コミッションEといいます)でも高い評価を得ています、このハーブはステロイドの様にアラキドン酸という脂肪酸から炎症を起こすプロスタグランジンが作られないようにしています。

しかしホワイトウィロー(西洋シロヤナギ)があるから ステロイドホルモンはいらないということではなくステロイドホルモンはホワイトウィロー(西洋シロヤナギ)とは別の角度から炎症を起こすプロスタグランジンを作られないようにしているので、ホワイトウィロー(西洋シロヤナギ)を摂っている方でもステロイドホルモンの分泌を自分で行うことは重要です。

ちなみにアレルギーの方はアメリカでの調査でもステロイドホルモンの分泌が鈍っている方が多いんです、このステロイドホルモンは脳の副腎皮質という組織から分泌されるのですが、 アレルギーによる炎症体質の方には副腎皮質のステロイドホルモンの分泌機能が鈍ってしまっている方が多く、そのために炎症体質をコントロールできなくなってしまっているのです。

日本の アトピー性皮膚炎や 尋常性乾癬や 掌蹠膿疱症などの方たちの内輪では、ステロイドというと蛇蝎のごとき扱いを受けていますね、これだけ効果の高い医薬品をナゼそこまで嫌うのか?

それには理由がありました。

ステロイド剤は炎症を抑制する効果が高いので、お医者様では対症療法として炎症を改善するために昔から使ってきました、今と違ってアトピー性皮膚炎や掌せき膿胞症の研究が進んでいませんでしたからステロイドを塗るか飲むかして、とりあえず炎症だけを抑制していたのです。

しかし ステロイド剤には副作用があったのです。

どの種類のホルモンでも、それを体外から補給し続けると体内に於けるそのホルモンの分泌元の機能が鈍ってしまい、自分でそのホルモンを分泌できなくなってしまうのです、つまりステロイドホルモンの塗布などを行うことでアレルギーの方たちの副腎皮質の機能が鈍ってしまいステロイドホルモン(コルチソールと呼びます)の分泌が少なくなってしまうのです。

脱ステロイドを行い医薬品としてステロイドを補給しなくなると副腎皮質が弱って自分でステロイドホルモンを分泌できない方はステロイドホルモンが足りないことで炎症を起こすプロスタグランジンの製造を阻止できなくてステロイドリバウンドを起こして辛いことになってしまいます。

店長の奥さんも子供の頃からのアトピー性皮膚炎でステロイドを塗り続けてきました。

結婚後(13年くらい前)に妊娠を考えて 脱ステロイドを体験していますので店長自身はその辛さは見てきています、これは結構キツイです(この頃の店長はアメリカの栄養学的な情報は持っていませんでした、残念です)、これを体験するとステロイド剤に対して嫌悪感を持つというのも判るような気がします。

またついでにもう1つ ステロイドの副作用を挙げたいと思います。

ステロイドを塗り続けてきたアトピー性皮膚炎の大部分の方や尋常性乾癬や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の一部の方でご自分の皮膚が薄いと感じる方はいらっしゃいませんか?(特にアトピー性皮膚炎の方はステロイドを塗っていなくても アトピー性皮膚炎の症状として元々、皮膚が薄い方が多いのです)。

皮膚が薄いというのは角質層が薄く、毛細血管が透けて見えたり、皮膚が赤黒くなってしまっているような状態を指します。

ステロイドを塗り続けた方の皮膚を詳細に観察すると、皮下での ヒアルロン酸の分泌が非常に少なくなるか、分泌されるヒアルロン酸が低分子化し過ぎて逆に炎症の原因となるタイプの過低分子ヒアルロン酸の分泌が活発になることが判っています。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はお肌の基底細胞の上部で脂肪酸などと一緒に分泌され、角質層と角質層の間に水分をゼリー状にして保持して上部の角質層が剥がれないように糊の様な役割を持つ物質です。

アトピー性皮膚炎の方やステロイドを塗り続けた方はヒアルロン酸や脂肪酸の分泌が鈍っている可能性が高く、 乾燥肌や油分の少ない皮膚が皮膚のかゆみや突っ張り感などを引き起こします。

例えばヒアルロン酸が角質層間で水分をゼリー状にして保持していると、ゼリー状の水分が緩衝材の様な役割を果たして皮膚が柔軟になります、ヒアルロン酸が少ないと上下の角質層同士が癒着してしまい柔軟性を失って、チョット爪で引っかくだけで角質層が破れてしまうのです。

ステロイド剤を塗ることでヒアルロン酸の分泌が少なくなり、角質層が薄くなることで皮膚からのアレルゲンの侵入が起こりやすくなります、上記の様に角質層に破れ目があれば、そこからもアレルゲンが侵入します。

ステロイドの問題は 脱ステロイドのステロイドリバウンドよりも上記の問題の方が重要です。
ステロイドリバウンドはステロイド抜きを行った時しか起こりませんが、皮膚が薄く柔軟性が無くなるという問題は日常でアレルゲンの侵入を容易に許すということにつながり免疫機構の暴走を引き起こすことになります。

しかしこんなステロイドですが、 アレルギー治療の先進国であるアメリカでは今はステロイドを塗ったり飲んだりする医療については問題なく行われていることも店長は皆さんにお伝えしたいと思います。

10年も15年も前のアメリカでは ステロイドの副作用の問題は今の日本の様に否定的な意見が多く問題となっていました、しかし栄養学的な研究が進められてイロイロな情報が蓄積してくると、ステロイド剤の炎症を簡単に抑制できる側面が再び注目されてきています。

長い間に栄養学的なアレルギーの研究が進められてきたアメリカですが、未だにアレルギーの問題は完全に克服したわけではなく、1錠でアレルギーを完全に抑制できるサプリメントが見つかっているわけではありません。

しかし アレルギーの発症のメカニズムは大分解明されてきていて、それに伴って体質的、体調的、季節的に克服できない体の炎症をステロイドを使って、とりあえず抑制しようという動きがアメリカの医療界ではでてきているのです。

皮膚に起こる炎症は かゆみなどを引き起こし、引っかき傷を作り角質層の破れ目を作ります、そこからのアレルゲンの侵入が免疫機構の暴走を引き起こすので、皮膚に起こってしまった炎症は、とりあえずステロイドを使って沈静化しようというのがステロイド使用が普通に行われるようになったアメリカでの考え方です。

日本との大きな違いは ステロイド剤を使う目的が一時的であることです。

日本では根本的なアレルギーへの解決案が無いままに、炎症の抑制だけが目的でステロイドを使うことが多いので問題なのです。

アメリカではステロイドを塗ることにより発生する問題を栄養学的にカバーしています。

ビタミンCサプリメント

例えば、ステロイドを体外から補給することで起こる、自らステロイドホルモンを分泌する能力が下がるという問題(ステロイドリバウンド問題)は多目の パントテン酸(ビタミンB5)と ビタミンCサプリメントを組み合わせることによって副腎皮質が弱ってしまうことを防いでいます。

また中国で行った実験をアメリカで追試験している最中ですが、レイシやマイタケなどのキノコ類には副腎皮質を元気にする働きがあるようです。

これらの栄養素に マルチビタミン& マルチミネラルを加えて十分な栄養補給も行って体調全体を整えてください。

マルチミネラルマルチビタミン

また、ステロイドを塗ることで起こるヒアルロン酸の分泌低下の問題もヒアルロン酸を経口摂取することで解決しています。

どうしても皮膚が厚くならない部分にはヒアルロン酸化粧品や スクワランオイル、亜麻仁オイル(オリーブオイルでも可)を直接に塗ることで角質層の剥がれを防ぐ方法が取られます。
スクワランオイルはもともと皮膚で分泌されている成分のため、安全性にも優れていますし、角質層への浸透もいいため、即効性があります。また皮膚の深くまで浸透してくれるので、頻繁に塗る必要が無いため、皮膚のケアも楽になると思います。

スクワランオイル

アトピー性皮膚炎の方の元々の体質的な問題であるヒアルロン酸分泌もヒアルロン酸を経口摂取することで解決できます。

ヒアルロン酸の経口摂取で角質層を厚くするという解決方法は、元々足りていないヒアルロン酸を全身の皮膚に分泌させるので時間がかかることはあるようです、当然、角質層が皮膚の基底細胞で生まれるサイクルも関係してきますので即効性は期待しない方がいいでしょう。

しかしこの方法はアレルゲンの侵入を防ぐには最も適した方法であるというアメリカの栄養学者の意見は多く、アレルギーの根本的な解決方法の1つだと言っても良いと思います。

亜麻仁オイル

アメリカンビタミンショップではアメリカで行われているアレルギーなどに関する実験の結果を翻訳要約してお届けしています。

よろしければ「 栄養学」のアレルギーに関する記事をお読みください。

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まずは副腎皮質を強くするということで考えられるのは パントテン酸ですね。

この ビタミンB群に属す栄養素は ビタミンC(ビタミンP)と併用することでアトピー性皮膚炎や掌せき膿胞症では高い評価を得ています。

例えステロイドを塗っていなくても炎症を起こす体質の方はパントテン酸による副腎皮質の強化は悪くない選択でしょう、なぜなら炎症を抑えられない原因の1つに副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの分泌が不足しているということがあるからです。

ビオチンによる炎症抑制を行っている方でしたら、ビオチン摂取により炎症抑制のプロスタグランジンを作るだけではなく、パントテン酸摂取により炎症を起こすプロスタグランジンが作られないようにすることは重要です。
炎症体質のコントロールという点ではビオチンとパントテン酸は表裏一体で、ビオチンの効果をより引き出すのがパントテン酸であると言っても良いでしょう、もちろん、どちらが良いという問題ではなく同時に行っていくということが効率の良い炎症体質のコントロールには必要です
(よくメールやお電話によるご質問で、どちらが良いですか?って聞かれるんですが、栄養学の問題ってどちらが良いということでは無い場合が多いんです、もちろんサプリメントを摂る側としては予算の関係でどちらか1方という選択になるのだと思いますが、栄養学の効率という点では両方ですって答えたいんです、でもあんまりイロイロ勧めても押し売りみたいなので遠慮しちゃいますが(笑))

もちろん アレルギーの方には、 ビオチンや パントテン酸による炎症体質のコントロールの他に、ヒアルロン酸により角質層を厚くしてアレルゲンの侵入を防いだり、ケルセチンによりアレルゲンに反応して作られるヒスタミンを作られないようにしたりする3つの方法を同時に採るべきです(押し売りではありません)

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パントテン酸

★『 パントテン酸』

 

 

 

 

 

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ビタミンB

文中参考商品

ビタミンB群

 

 

 

 

 

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キノコ類に含まれるガンテリックオシドという物質には アレルギーを根本から解決する性質があるのをご存知ですか?

ガンテリックオシドには副腎皮質を強化してステロイドホルモンをたくさん分泌させるだけではなく、アレルゲンに反応して分泌されるグロブリンという免疫抗体の分泌を少なくし、グロブリンの反応先である肥満細胞をも鈍化させてヒスタミンが作られる量を減らしてくれることが明らかになってきています、ヒスタミンが炎症を起こす原因物質であることを考えれば、ヒスタミンの分泌抑制はアレルギー改善の根本的な解決策になります。

でも残念ながらガンテリックオシドに即効性はまったく無いと言ってよいでしょう(中国での実験でも3年くらい行われています)

でもでもアレルギー関係のサプリメントって体質によって効くモノと効かないモノと結構ハッキリと分かれるんですが、キノコ類をテストした中国では9割近い方に改善が見られたそうです。

炎症体質を改善するのに最も可能性の高い ビオチンでも、効果を発揮することができるのは約4割の方だといわれていますから、9割という結果はアレルギーでは驚異的と言っても良い数字なのです 極論すれば、アレルギーとは一生付き合わなければならないとしたら、即効性が無いという性質はそれほど重要な要素ではないと思います。

日常の生活では食品であるキノコ類を食事に多く取り入れると同時に サプリメントによる摂取をお勧めします。

通常のキノコではガンテリックオシドはそれほど多く含まれていません、アメリカン、ビタミンショップで扱っている「新レイシ マイタケ しいたけ抽出エキス」はキノコの重要な要素であるガンテリックオシドがたくさん含まれています。

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霊芝(レイシ)、マイタケ、シイタケエキス

★『 霊芝(レイシ)、マイタケ、シイタケエキス』

 

 

 

 

 

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